坐摩神社と難波神社『伊勢神宮と神々の美術』を見た後に坐摩神社(いかすりじんじゃ)と難波神社に寄ってみました。坐摩神社は摂津の国の一宮です。 入口の三つ鳥居は大神神社を思い出したりもしました。 坐摩大神(いかすりのおおかみ)は古語拾遺等によれば、神武天皇が即位されたときに御神勅により宮中に奉斎されたのが起源とされ、坐摩の語源は諸説ありますが、土地又は居住地を守り給う意味の居所知が転じた名称といわれています。 御祭神の御神徳は往古より宮域を守る神であることから、居住地を守り給う住居守護の神、また行路の安全を守り給う旅行安全の神、安産守護の神等として広く信仰を集めており、御祭神の名義から流水、井泉の神であり竈神としても篤く奉斎されています。 安産の神としては、神功皇后が応神天皇の御安産を当社に御祈願になり、近くは明治天皇がお生まれになるとき特に宮中より御祈願があり、当社の秋季大祭当日[旧暦]に皇子が御降誕されました。 目的の坐摩神社を参拝し、本町から難波までぶらぶらと歩いてみようと思っていると、近くに鳥居を発見しました。 せっかくだからちょっと寄ってみようと思うと、そこは難波神社でした。 こんなところに神社があったのでした。 御祭神は、仁徳天皇と素盞鳴尊だそうです。 反正天皇が大阪府松原市に柴籬宮(しばがきのみや)を開かれたとき、父帝の仁徳天皇をご祭神として創建されたと伝えられています。 ここで、面白いことに気が付きました。 ここの左の狛犬さんは、子供の狛犬さんをおんぶしているのです。 そして、右の狛犬さんは、玉を足で抑えています。 多分、狛犬をおんぶしている方が雌で、玉を足で抑えている方が雄なのでしょう。 何故、これが面白いのかといえば実はこれに似た狛犬さんを中国でいっぱい見てきたからなのです。 中国の狛犬さんは、雌が狛犬を足で抑えています。 そして、雄が玉を足で抑えているのです。 この形は、紫禁城をはじめあちらこちらで見られました。 似たような狛犬さんを見つけて、私と先輩はちょっとした感動でした。 やはり、日本と中国は繋がっているのだなと思ったのでした。 |